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ロンドンのRobotaxi:Uber-Wayveはフリート/ソフトウェア分離、Waymoは垂直統合を志向

UberとWayveはロンドンで、フリート運営と自動運転ソフトウェアを分離するrobotaxiモデルを採用。一方のWaymoは、フリートからソフトウェアまでを一体運用する垂直統合型で商用展開を狙う。

STStephane Nachez · · ·1 min
ロンドンのRobotaxi:Uber-Wayveはフリート/ソフトウェア分離、Waymoは垂直統合を志向
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2026年6月8日、The Vergeによると、Uberはロンドンの利用者を対象に、Wayveの自動運転L4スタートアップ技術を搭載したrobotaxiとのマッチングを希望する顧客向けの関心登録リストを公開した。採用された仕組みは、米国型の統合robotaxiモデルとは一線を画す。The Next Webによれば、Uberがフリートを所有・運行し、Wayveは実際に車両を走らせるソフトウェア――AI Driver――を提供する(車内には安全オペレーターが同乗)。この分離は明確だ。すなわち、需要を束ねるオペレーターと、ソフトウェアスタックを提供する事業者が分かれている一方で、Waymoはその両機能を一つの組織内に統合している。なおWayveは、英国政府から自動運転ミニキャブの走行許可をまだ取得しておらず、現時点で正式な開始日は確認されていない。ロンドン側で強調されるフリート/ソフトウェア分離は、両社の持ち株関係が公開ベースで金額非公表のままであることも相まって、資本面での複雑な結びつきを伴っている。

同じ都市に収束する2つのモデル

このロンドンという同じ舞台で、Alphabet傘下のWaymoは、TechCrunchによると2026年の商用ローンチを準備しており、同社の車両はここ数か月にわたってテストされている。TechCrunchによれば、両陣営はロンドンを自社robotaxiサービスの欧州初市場として狙っており、英国の首都が欧州における商用展開競争の先頭に立つ可能性がある。Alphabet傘下の同社はすでに米国で複数のサービスを展開しており、たとえばテキサス州オースティンでは、フリート、ソフトウェア、アプリを含むエンドツーエンドの自社サービスを中間業者なしで運営している。Uber-Wayve連合との産業モデルの違いは明確だ。片や顧客体験を一元管理する垂直統合型プレーヤー、もう片や需要オペレーターとAI Driver提供者の役割分担である。ただし、比較はまだ仮説段階にとどまる。2026年6月8日時点で、どちらの陣営も英国政府から商用サービス運営の許可を得ておらず、正式な開始日も確認されていない。

顧客が株主になるとき

オペレーターとサプライヤーの境界は、資本面では完全には分かれていない。Wayveが2026年2月に公表したプレスリリースによると、同社はシリーズDで15億ドルを調達し、ポストマネー評価額は86億ドルに達した。出資者にはMicrosoft、NVIDIA、Uberに加え、Mercedes-Benz、Nissan、Stellantisといった自動車メーカーが名を連ねる。つまりUberは、ロンドンの将来のフリート運営者という産業顧客であると同時に、自社のソフトウェア供給元の株主でもある。Uberはさらに、展開マイルストーンに連動した追加出資も約束している。ロンドン側で強調されるフリート/ソフトウェア分離は、両社の持ち株関係が公開ベースで金額非公表のままであることも相まって、資本面での複雑な結びつきを伴っている。この構図は、先行事例を想起させる。Uberは2020年末に自動運転部門ATGをAuroraへ売却しており、今回の復帰は技術層を再統合するのではなく、資本参加を伴うパートナーシップを通じたものだ。

つまりロンドンでUberは、ATGの歴史を繰り返しているわけではない。もはや自ら単独で自動運転ドライバーを構築するのではなく、複数の競合するソフトウェアスタックを束ねる商業・運用インターフェースになろうとしているのだ。Waymoとの競争は、車両性能だけの勝負ではない。robotaxiのバリューチェーンをどう設計するかという、2つの異なるビジョンの対立でもある。

 

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Stephane Nachez

ActuIA編集部 — 意思決定者のためのAIニュース、データ、分析。